自己紹介

こんにちは

 

ぼくはアスペルガー症候群という障害を持った画家です。

 

アスペルガーの人たちには、目に見えない共通の症状があります。

強い対人緊張。五感の異常。耳で聞いたことへの理解や記憶が苦手。本音と建前を使い分けられない。雑談ができない。無表情など。

ほかにもたくさんありますが、普通の人でも持ちうる症状ばかり。「これがアスペルガーだよね」とはっきり定義できません。けれど、確実に存在している目に見えない障害なのです。

 

アスペルガーの僕たちは、人とは違う世界を見て、感じて、聞いて、味わっています。

これが、僕の創作活動の原動力です。

 

僕には友だちがいませんでした。

コミュニケーションが苦手で劣等感が強く、人を遠ざけて生きてきました。

僕はどんどん孤立していき、高校を中退しました。

心を閉ざし、家に引きこもった僕にできること。それは、ただひたすらに絵を描くことだけでした。

 

そんなある日、僕は「アスペルガー症候群」という言葉を知りました。

「ああ、僕はこれだ。まさに僕のことだ」そう思ったとたん、とても気が楽になったのを覚えています。

それ以来、僕には絵を描く理由ができました。

「僕の絵は、僕と同じ世界を見ている人に届くはず」

 

僕は、僕のインスピレーションで絵を描きます。

その絵を見て、ある人は、「病的なまでに緻密で、一筋の闇を孕んでいる」と言いました。

そして、同じ悩みを持つ人からは、「見ているだけで気持ちが落ち着く」と言われます。

僕はまた、テーマをもらって絵を描きます。

これまでいただいたテーマは、「かぐや姫をモチーフに」といったファンタジックなものや、「ラクシュミー(ヒンドゥー教の女神)を描いて」といった宗教的なものから、「金運アップの絵が欲しい」「夢を叶える絵を描いてください」というものまでありました。

僕はただただ、僕の見ている世界から、かぐや姫や金運を白い紙に落とし込んでいくだけです。

 

僕の絵を見て「美しい」と言う人がいます。

僕の絵を見て「怖い」と言う人がいます。

僕の絵を見て「吸い込まれるようだ」と言う人がいます。

僕の絵は、とても好き嫌いの分かれる絵です。

もし、僕の絵に惹かれるとしたら、僕の絵からメッセージを受け取る感受性を持っているのだと思います。

僕の絵が、そんなあなたの傍に寄り添い、エネルギーを与えられるとしたら、僕はとても嬉しいです。


略歴

アスペルガーのと知った事で絵を描き始める

・医師、サロン経営者などの依頼を受ける

・2018年テレビドラマ「グッド・ドクター」絵画制作を担当

・個展、グループ展 その他展示多数

             

                                                                                                                    kokoro

1+